ニュースリリース

不動産事業を全国展開する株式会社ハウスドゥの100%出資子会社である株式会社フィナンシャルドゥ（以下、フィナンシャルドゥ）は、大阪信用金庫と提携し、10月10日より同信用金庫が提供を開始するリバースモーゲージ「悠々自適」に関する担保評価及び保証業務の取り扱いを開始いたします。

持ち家である自宅を担保に、金融機関から融資を受けられる制度であるリバースモーゲージは、超高齢化が進む日本において、老後資金の生活費や有料老人ホームの入居費用など様々な使途に活用できる資金調達方法として、1981 年に東京都武蔵野市が国内で初めて導入して以降、公的年金への信頼低下、医療費の負担増大、定年後の再雇用不安などを背景に、ここ近年では大手金融機関をはじめとして取り扱い機関が増加しており、その潜在的な需要は、今後も増加が見込まれております。
その一方で、利用期間が長期間と想定され、また元金の返済には不動産の売却が伴うという仕組みであるため、不動産の処分を専門としない金融機関においては、対象物件の制限や担保評価に対する融資限度額に慎重となる場合も多く、その利用は未だ限定的なものとなっており、導入から３０年以上経過している現在でも市場へ浸透しているとは言い難い状況にあります。
この度の大阪信用金庫とフィナンシャルドゥの提携によるリバースモーゲージ「悠々自適」では、不動産事業を主体とする㈱ハウスドゥの100％子会社であり、不動産担保ローンを提供するフィナンシャルドゥが同商品における担保評価及び債務保証を行うことで、ハウスドゥ！グループの不動産情報ネットワークを活用した適正な査定並びに不動産処分を行うことが可能であり、同信用金庫のリバースモーゲージ提供の促進を支援することが可能となります。

今後は、対応エリア及び取り組み拡大に向けてその他金融機関との提携を進め、ハウス・リースバック及び不動産担保ローンとともに資金需要に対して不動産を活用できる「不動産+金融」を活かした取り組みとしてリバースモーゲージ保証業務を積極的に推進し、シニア層に向けたサービスの拡充と不動産ストックの流動化による経済活性化への貢献に努めてまいります。

【リバースモーゲージとは】
リバースモーゲージとは、自宅を担保として融資を受けることができる金融商品の一つ。ご契約者の生存中には利息のみを返済し、亡くなられた時点、あるいは契約が満期になった時点で担保となっている自宅を融資機関が売却すること等により、元金を一括返済する仕組みです。所有している自宅はあるものの手持ちの現金や収入が少ない高齢者世帯が、自宅を手放さずに老後の生活資金やリフォーム費用などを調達することができる手段として活用されています。