【書き起こし】2019年6月期 第2四半期 決算説明
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【2019年6月期 第2四半期 決算トピックス】
2019年6月期第2四半期の決算説明を行います。
売上約126億円7,000万円、前年同期比32.9%増、営業利益約10億8,000万円、(前年同期比)22.6%増、経常利益10.2億円、(前年同期比)32.0%増となりました。
進捗は少し遅れていますが、順調に業績を伸ばしております。
特に3つのフランチャイズ、ハウス・リースバック、そして金融事業が順調に伸びております。
これは以前からストック型収益事業を伸ばしていくと宣言しておりますので、このような結果になっております。進捗の遅れは、ファンドへの売却が少し時間がかかっていることによるものです。 -
【2019年6月期 第2四半期 連結損益計算書概要】
とくに見ていただきたいのが経常利益率です。ファンドへの売却が順調に進めば経常利益率も上がってくるのですが、
(ファンドへの売却が)遅延したため、このような状況となっております。 -
【2019年6月期 第2四半期 セグメント売上高(事業別)】
こちらセグメントです。フランチャイズ、ハウス・リースバック、不動産金融事業を伸ばしていくとお伝えしていた通り、数字はしっかりと伸びております。 -
【2019年6月期 第2四半期 セグメント利益(事業別)】
利益の状況です。ハウス・リースバック事業がかなり良い状況になってきております。 -
【2019年6月期 第2四半期 セグメント売上高・利益構成】
利益構成比は、ストック型収益事業の3つの領域が、構成に対して25.5%(前年同期)から45.4%になっており、着実に増やしております。
そして利益も、65.2%になっております。前年同期比の50%程度から伸びてきております。 -
【フランチャイズ事業:売上高】
フランチャイズ事業も順調に推移しておりますので、問題はないと思います。 -
【フランチャイズ事業:営業利益】
こちらは利益の推移です。 -
【フランチャイズ店舗数推移】
何とか1,000店舗まで早く達成したいと思っておりますが、このような状況です。 -
【ハウス・リースバック事業(セグメント)売上高】
ハウス・リースバックに関しては、32億円の売却が入っております。ボリュームがあればあるほどこのような売却や様々な部分が重なってきますので、損益分岐点を越えて、非常に魅力的な状況になってきています。 -
【ハウス・リースバック事業(セグメント)営業利益】
営業利益も5億8,000万円ぐらい出ておりますので、このような良い状況になっております。 -
【ハウス・リースバック事業(単独)】
こちらは(ハウス・リースバック事業)単体です。
単体とセグメントがどう違うかということですが、京葉ビルドというビル経営の会社を買収しておりますので、その家賃が少し含まれていますが、それ以外は純粋にハウス・リースバック事業ということになります。 -
【ハウス・リースバック反響数の推移】
そして、問い合わせはだいたい月に1,000件近くなってきております。1ヶ月ですね。
これは当然お金もかけておりますが、これは、販促をかければかけるほど問い合わせが増えます。
ですからまだまだ市場があるということです。 -
【保有総額・保有件数】
そして在庫ですね。
在庫は、第1号ファンドに売却し、少し減りましたがこのような状況です。先ほど申しましたように、ファンド以外への売却もすすめております。
このような状況ですので今後、ファンドが遅延することはないと思うのですが、売却できなかった場合は、我々の自社保有でも増やしていこうと思っておりますが、売却がスムーズにいけば、またこの30億が減ることになります。実際は多少増えおりますが。
そして第4四半期に今回の30億(の売却)ができれば50億規模で売却を進めたいということで、今期の達成は可能ではないかと。 -
【不動産金融事業(売上高)】
不動産金融事業も順調で、非常に魅力的なビジネスになっております。
市場は非常にプレイヤーが少ない、不動産担保で融資をする業者が今は少ないです。それによってハウス・リースバックにお客様が流れているというところで、非常にいびつな市場になっていると私は感じております。
このような状況で、安全な価格で担保保全ができ、ご融資できるというところは、このビジネスにとっては非常に魅力的なところです。 -
【リバースモーゲージ保証累積件数・保証残高推移】
そしてリバースモーゲージですが、今後はこちらを更に力を入れていきたいと考えております。ハウス・リースバックを5年前に着手したような感覚でおります。
今、しっかりと力を入れることで3年後、5年後にはすごいビジネスになると思っております。これが我々グループのメインの事業になるんじゃないかというぐらい私は肝入りでやってるんですけども。
おそらくリバースモーゲージの時代が来ると。そしてそれに対し、我々は非常に強みを持っております。 -
【競争優位性(リバースモーゲージ保証)】
この強みは何ぞやと言いますと、我々が債権者になり回収を行います。一番得意な販売です。
我々の場合には直接販売していくので中間マージンがかかりません。この中間マージンを削減できるということです。
リバーモーゲージは(我々は)保証を行いますので、もし(お客様の)支払いが滞ると銀行様に我々が債権を保証をします。そして我々が一旦、立て替えて銀行様に返済いたします。
その後、お客様から回収しますが、その回収マージンが削減できることが非常に強みになります。
(他社の場合には、市場価格の約20~30%程度の保証ですが)我々の場合には50~55%保証できます。 -
【不動産売買事業(売上高)】
不動産売買事業は横ばいでいこうと思っておりますが、少し減っているのは(前期2018年6月期)大型案件が5億9,500万入っていたため、なんら変化はありません。
営業利益もその影響で、このようになっております。 -
【不動産流通事業(売上高)】
それから仲介(不動産流通事業)ですが、こちらは少し減っております。
これは資料にも書いてありますように、直営店の1店舗を閉めております。直営店を閉めて、この人員をハウス・リースバック事業に持って行っております。 -
【不動産流通事業(営業利益)】
営業利益もこのようになっております。だいぶ落ち着いてきておりますけども、このように判断していきたいと思います。 -
【リフォーム事業(売上高)】
そして、リフォーム事業も順調に横ばいで進捗しております。 -
【販売費及び一般管理費の内訳】
こちらは販管費ですね、ここで特に見ていただきたいのは人件費です。
人件費は1年前から100名ほど増えております。
こちらはどんどん採用して投資していきたいと思います。
こちらも少し利益の押し下げになっておりますが、ここでしっかりと人件費を確保していくことによって、今後の会社経営の安定に繋がると確信を持っておりますので、この辺りの人件費は上がっております。 -
【中期経営計画事業目標を上方修正:最終年度】
そしてこちらは通期の目標ですが、何が何でも経常利益の30億は死守したいと思っておりますのです、後半戦しっかり気合を入れて頑張って行きたいと思います。 -
【今後の取り組み強化】
今後の我々の取り組みを説明して終わりたいと思います。この5つですね。
まずは、ハウス・リースバックをしっかりやっていく。これが今すぐ収益につながりますので、これが我々のこの2、3年の収益源になります。
そして並行にリバースモーゲージ。次の時代を担って今、どんどん提携をすすめております。
近々、色んな銀行様との提携は発表できると思っておりますが、結構動きも激しくなってきております。ですので、いよいよリバースモーゲージの時代かなと思います。
そしてタイムルーム。これも今、世の中の問題で空き家が増えてきている。空き家が増えてきて、これを解決するには二つしかないです。一つは人口を増やす。もう一つはその空き家を活かすしかないです。やはり活かす方が正しいだろうということで、私は時間で貸したらどうかなと思い、サービスをしております。
そして、レントドゥ!というブランドも作り、既存の大手チェーンさんですとエリアもあまりございませんし、これは非常に良いのではないかという事でこちらも合わせて軌道に乗せて行こうと思っております。レントドゥ!だけでも別で1,000店舗ぐらいやりたいなと思っております。
そして、我々はアジア50,000店舗と打ち出しておりますが、いよいよアジアに出て行こうという事で、タイの合弁会社になりました。 -
【H-DO(THAILAND)Co., Ltd. 設立】
店舗も出していきたいですが、当面は、特に行うのは債券回収と中古住宅を買ってリノベーションして売るという事業を行いたいと思います。債権の資金手当てが難しいと言われていますので、優良債権が非常に割安で買えます。
そういう分野と、あとは中古住宅を買って改装して売る。タイではそのような専門会社が1社も無いです。ですから非常にブルーオーシャン市場です。
中古住宅を買ってリノベーションして売る、そのような専門会社がありません。それを私が見つけました。
タイは、不動産免許が無くても不動産業が出来きます。約40、50年前の日本のレベルと同じだということで、ライセンス制度も作ろうよという事で、話が盛り上がっています。
もっと不動産業を良くしよう、無免許の人は不動産業が出来ないようにしよう、という事も話しておりますので、非常に志の高い方と我々の想いが一致したと思います。
そして、バンコクで目標500店舗作り、中古住宅の再生再販会社のNo.1になろうと、タイを代表する企業になろうと思っております。 -
【空室・空家の問題を解決 タイムシェアリング事業】
こちらはタイムルームです。クラウドを活用しオートロックにし、スマホで開けて入っていただくという仕組みを作っていこうと思っております。 -
【入居率向上で家主様を支援「賃貸保証サービス」開始】
そして、「賃貸保証サービス」事業にも進出しています。まだ成果はでていませんが、特に外国人の保証をしていきたいと考えております。
既存の保証会社たくさんありますので、なんら変わりが無い事をしても仕方ないので外国人向けの保証を、力を入れてやっていきたいと思います。
そして、これもタイでは賃貸保証会社はありません。
タイの市場では、デポジットとして家賃の2か月分を積んで借りて住む、という事が常識的に行われています。「それを保証する会社って無いんですか?」と聞いたところ1社も無いということで、これはチャンスだと。タイでも保証会社を作ってスタートしたいと思いますので、期待していただければと思います。 -
【(欧米流)不動産エージェントスタート】
日本では、正社員の時代はそのうち無くなるだろうなということで、アメリカ式/欧米流の不動産エージェント制度もしっかりやっております。
今登録が30人ぐらいになっておりますが、将来的には300人から500人規模でやろうと思っております。
このぐらいの規模になると、不動産業界もかなり変わってくるのでは無いかと思います。 -
【ワンストップサービス=顧客生涯価値の最大化】
そして我々は18歳から高齢者までの領域で事業を展開していきたと思います。 -
【高齢化社会の問題解決をビジネスチャンスに】
今後は、特に高齢者に向けたビジネスを展開していきたいと考えています。
若い人が減っていきますので、高齢化社会を見据えてビジネスターゲットに絞っていきたいと思います。 -
【必要なこと】
前にもお伝えしたかもしれませんが、不動産の活用、不動産の流動化が必要でそれによる資金の供給が足りていない。
本当にお金に困っている人に、資金がちゃんと提供されていないです。この原因はいろいろありますが、ここは資金提供をしっかりやる事によって、必ず経済が活性化すると思います。ここは我々が非常に貢献出来ると確信をもっています。ボリュームが大きいですからね、不動産というのは。
投資で解決する、そういう時代はもう終わったと。やはり今の物を、いかに活かすかという事が本当に重要なので、そこに向き合って我々は事業を進めて行こうと思っております。 -
【ハウスドゥ!BANK構想】
これも毎回お話しておりますが、資産の審査を無しにし、ある程度枠を持ってお金を出し入れできるようにしたいと。これはアメリカでもあるのですが、5,000万円の不動産があれば3,500万円までは自由に出し入れができる、スマホで1,000万円借りて3日後に返すというような仕組みにしても良いのではないかと。
このような事になれば、これから電子マネーの時代になり、これらはすべて繋がっていき、本当に便利になっていく思います。その時に、裏方は我々がやりたいと。銀行様は心置きなく自由に貸し出していただき、何かあれば我々が保証したいと考えています。
こういうところまで、繋げていきたいと思います。 -
ということで、私からの説明を終わります。
ありがとうございました。